
経営者の意思決定について
先日、四国で開催された100億宣言の会合に参加してきました。経営危機に陥った会社を立て直した老舗製造業の社長の講演を聞くことができました。素晴らしい内容でした。
経営者は毎日意思決定をしています。
新しいお客様を増やす、新規事業を始める、人を採用する。
こういったことも意思決定です。
ただ、私が聞きたかったのは更に深い意思決定についてです。
会社の命運を左右する意思決定。後戻りのできない意思決定。
そういう時に何を基準に決めるのかを聞きたかったのです。
社長の答えはシンプルでした。
利益も考える。市場環境も考える。業界の動向も考える。考えられることはすべて考える。
それでも頭の中に黒いモヤモヤが残ることがある。
そのモヤモヤが残ったままなら進めない。
一度立ち止まる。
そうおっしゃっていました。
私はこの話が非常に印象に残りました。
経営者は数字だけで判断しているわけではない。
長年経営してきた経験や感覚の中で、「何か違う」というサインを感じ取っているのだと思います。
さらに、その社長はこうおっしゃいました。
「その意思決定の先に、みんなが本当に幸せになるのかを考える」
私はこの言葉に経営の本質があると思いました。
みんなとは、自社の社員だけではないと思います。
社員の家族。
お客様。
取引先。
地域社会。
そこまで考えた上で意思決定をしているのだと思います。
実際、その会社は数十億円規模の投資を実行する7日前に中止を決断したそうです。
普通なら進めてしまうと思います。
しかし、その違和感を無視しなかった。
そして新たに国内回帰と自動化へ舵を切り、その後100億円を突破したそうです。
経営者は最後、自分で決めなければなりません。
誰も責任を取ってくれません。
だからこそ、利益だけではなく、その意思決定の先に誰かの幸せがあるのかを考える。
社会にとってプラスになるのかを考える。
その視点が重要なのだと改めて感じました。
100億を目指す私にとって、今回の学びは非常に大きなものでした。
本を読むことも大切です。動画を見ることも大切です。
しかし、その場に足を運び、実際に経験した経営者の言葉を聞くことでしか得られない学びがあります。
これからも積極的に外に出て、先を行く経営者から学び、自分自身の意思決定の質を高めていきたいと思います。


